地域プロデューサー養成講座 [北九州市のこと]
昨晩はヒューマンメディア財団の「地域プロデューサー養成講座」に参加してきました。
■地域プロデューサー養成講座
3月25日(木) 18:30~20:30
AIMビル8階 KTI小ホール
講師:小熊英二さん (慶應義塾大学総合政策学部教員)
テーマ:「現代的不幸」と2010年代
小熊さんの著書「1968」を題材にして、「1968」を執筆するに至った背景や視点について約2時間語って頂きました。
『「地域プロデューサー養成講座」は、北九州市の「まちづくり」に携わるプロデューサーを養成することを目的とした講座である』という主旨を小熊先生が気遣って頂きまして、最後は『まちづくりにおいて打ち出すべきものは何か』という項目で締めくくって頂きました。
1968年、すなわち全共闘や安保闘争と「まちづくり」との関係性というのは、なかなか刺激的なテーマではあります。
まあ、東大闘争を先頭になって引っ張っていたのは医学部と都市工学科と言われますので、日本の都市工学(≒まちづくり)の歴史を「1968」的な側面から分析してみるのも面白そうではあるのですが、さすがにブログに書くにはあまりにも刺激的過ぎますね。
もっとも、私が都市工学科にいたのは1987年~1989年であり、既に宇井純先生もいなくなった後の時代なので、1968的な感覚を実感として経験もしていないんですけどね。。。。
とにもかくにも昨晩の講座は『1968』の本を読まずに参加してしまいましたので、まずは『1968』を読まないといけないですね。
さて、AIMでの「地域プロデューサー養成講座」が終わった後はいつものごとく角打ち酒店の「井出商店」での2次会でした。
いや~、やっぱり「井出商店」はいいなあ~。来月から「井出商店」に来れなくなるのが残念であります。
さて、この「地域プロデューサー養成講座」から生まれた企画 「さんぽサンデー とほほん市」 も次が第3回目となり3月28日(日)に開催されます。
前回は私も出店したのですが、今回は出店は見送り、裏方の手伝いに徹します。前回の時にあまりにも売れなかったので第3回目までには売れ筋の本(文庫本とか絵本とか)を買って読んで在庫を増やそうとあの時には決意していたのですが、決意に行動がともなわない私なので、この間まったく本が増えませんでした。。。。
◆とほほん市 公式ページ
http://tohohon.jugem.jp/
いまだに郊外への大型店進出は続いております [商業施設]
今朝の日経新聞で「ハンズマン」が北九州市に進出という記事を見たのでネット検索してみると……ありました、小倉南区朽網の方ですね。
◆新店、福岡2号店(小倉南店;仮称)のお知らせ
http://www.handsman.co.jp/kabushiki/shintenkokura.pdf
「ハンズマン」については、以前、当ブログでも書いたことがあるのですが、私もいまだに大野城店についつい寄っては買い物をしております。
◆敵は「郊外ライフスタイル」にあり。 (2008年4月30日の日記)
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30
◆ハンズマン
http://www.handsman.co.jp/
その「ハンズマン」がいよいよ北九州市に進出してくるわけです。
DIY・HCと言えば、黒崎の「ダイキ」ももうすぐ開業でしょうか。(最近、黒崎にはまったく行っていないので、どのような状況になっているか全くわからないのですが…)
◆ (仮称)ダイキ黒崎店・デオデオ八幡黒崎店届出事項の概要
http://www.city.kitakyushu.jp/file/27060300/shinsetsu/gaiyou-daiki-deodeo..pdf
◆豊田通商、九州地区最大級となる複合型商業施設「HILLTOP TERRACE(ヒルトップテラス)」
http://kitakyushu.qlep.com/detail_article.php?ar=67244
小倉中心市街地にとっては、北九州市内の郊外大型店との競合もますます激化し、福岡市との競合もますます激化し(http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-18)……というわけで、どんなに中心市街地活性化基本計画の中心市街地活性化事業を頑張っても大変な状況はいつまでも終わることはないわけです。
ウルトラセブン第26話に出てくる
「それは、血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ…」
というセリフが脳裏に浮かんできます。。。。
◆ウルトラセブン第26話 超兵器R1号
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page26.htm
中心市街地活性化基本計画 100到達 [中心市街地活性化基本計画]
昨日(3月23日)、新たに8つの中心市街地活性化基本計画が認定されました。
◆認定された中心市街地活性化基本計画についてhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/chukatu/nintei.html
・十和田市(青森県)
・石巻市(宮城県)
・福島市(福島県)
・上田市(長野県)
・倉敷市(岡山県)
・唐津市(佐賀県)
・佐伯市(大分県)
・沖縄市(沖縄県)
これで、全部で「97市100計画」ということになりました。
……あれっ? 90市から8市増えたのに97市?
なるほど、熊本県植木町が熊本市と合併して、熊本市内に「熊本地区」「植木地区」の2地区になったわけですね。
◆新・熊本市が誕生
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/160430
この合併により熊本市も政令指定都市昇格に向けて弾みがついたわけです。
これまで九州の政令指定都市は福岡市と北九州市の2都市だったわけですが、もう1都市増えることにより北九州市の相対的なポジショニングがどう変化するかという点も注目ですね。
平成22年地価公示 [中心市街地のこと]
3月18日に国土交通省が平成22年1月1日の地価公示を発表しています。
◆平成22年地価公示について
http://www.mlit.go.jp/report/press/land04_hh_000039.html
毎年恒例ですが、小倉地区中心市街地の主要地点の公示地価を一覧表にしておきます。
今年も軒並み7%程度の下落という結果になってしまいました
株価でも、FX(為替)でも、いつかは下げ止まるものなのですが、地価だけは下げ止まらないですねえ~。
「福岡パルコ」プレオープン [商業施設]
昨日、「福岡パルコ」のプレセールに行って来ました。さすがに開店の12時の時点では西鉄グランドホテルのところまでの長蛇の列でしたので、16時くらいに行って入りました。
◆「福岡パルコ」 プレオープンで天神は… (RKBニュース)
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/014928.html
天神の街のど真ん中のビルが6年もの間、空きビルとなっていたわけですが、ようやく「街の顔」として再生したことになります。
北九州市・小倉と福岡市とは新幹線で約15分の近さであり、競合都市としてその動向は気になるところですが、福岡市の商業施設関連の今後の予定を整理しておきます。
◆アバクロが福岡へ!銀座に次いで2010年に2号店オープンを計画
http://woman.excite.co.jp/topics/fashion/rid_11521
◆新駅ビル名称はJR博多シティ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/158992
◆天神・岩田屋隣の商業ビル概要 9階建て 11年夏開業 中核テナント「交渉中」 NTT都市開発
http://qkeizai.nishinippon.co.jp/news/item/45479/catid/1
◆イケア、新宮町に出店へ 大型家具店 九州初進出、12年にも
http://qkeizai.nishinippon.co.jp/news/item/50640/catid/1
う~む、小倉も中心市街地活性化事業を頑張ってはいるのですが、それ以上に福岡市の商業集積度アップのスピードが速いですね~。
オープンテナントの試み [商店街]
3月13日(土)午前中は、11:00から魚町ジョイントアーケード完成記念セレモニー、11:30から魚町会館完成記念セレモニーと魚町商店がは関係者でにぎわっていたわけですが(⇒http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-13)、魚町ジョイントアーケード完成記念セレモニー会場から魚町会館セレモニー会場へと移動する途中で、面白い取組みを見つけました。
昨年夏から空き店舗となっている「FAN OKADA」跡において「オープンテナント」が行われていました。日本語で言えば「空き店舗内覧会」とでも言えばよいのでしょうか。
現場にいた株式会社福岡中央情報センター(http://www.fukuchu.com/)の担当者さんに聞いたところ、13日(土)・14日(日)の2日間の試みとのことでした。まあ、担当者が現場に張り付いていないといけないわけですので、そうそう毎日行うのも難しいでしょうからね。この日のように、セレモニーやイベントが行われて人通りも多く、もしかしたら出店希望者や業界関係者も来るかもしれないような日に合わせて、このような試みを行うと言うのは「あると思います。」
小倉の商店街も、魚町銀天街ショッピングモール化事業が完成し、魚町会館も完成し、もうすぐ魚町ユビキタスモール化事業(ICポイントカード、デジタルサイネージ)もスタートするということで中活事業としては順調に進んでいると言えるのですが、一方では、空き店舗が徐々に増加していることは誰の目にも明らかなわけで、来年度以降はこの「空き店舗対策」が重点的に取り組むべき課題と言えるかと思います。
このような「空き店舗内覧会」の試みは、どこか他所の街でもやってたよなあ~と記憶を辿ってみると、八代市でした。
◆八代市中心市街地活性化協議会 空き店舗内覧会
http://www.kmt-cci.or.jp/yatsushiro/akitenpo/syo_top.html
http://sougyou.otemo-yan.net/e149156.html
http://yutosoken.com/2009/07/8115.html
八代市の場合は、中心市街地活性化協議会が実施主体となっています。
一方、小倉の場合には、既に㈱福岡中央情報センターのような民間会社が取り組みを行っているわけですので、中心市街地活性化協議会のような補助金が入っている中間支援団体がそのまま同じ事を行ってしまうと「民業圧迫」になる恐れもありますので、そうならないような調整およびWin-Winスキームの構築は必要でしょうね。
北九州まちづくり応援団㈱や商店街組合が補助金を使わずに行う分には「民業圧迫」とかを気にする必要はないんでしょうけど。
北九州まちづくり応援団㈱も約60軒の「空き店舗」情報を集約し「こくらタウンナビ」にて情報発信していますが(http://www.kokura-townnavi.com/kokura.phtml?main=akitenpo1.html)、今後この資産を更にまちの課題解決に繋げ、かつ会社の収益にも結びつけていくためには、応援団㈱の事業ドメインを「不動産屋さん」を中心にするというのが分かり易いと思うんですが。。。。。
アニうたKITAKYUSHU 2010 starting over レポート続編 [中心市街地活性化事業]
昨日の「アニうたKITAKYUSHU 2010」のレポートの続きです。
◆アニうたKITAKYUSHU 2010 starting over
http://www.aniuta.net/2010/index.html
まず、昨年(http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2009-02-21)との大きな違いを挙げるとするならば、最近の新しいアニメを見ていないオールドアニメファンでも知っている曲が3曲ほどあったことでしょうか。もちろん、往年のバージョンそのままではなくカヴァーバージョンですが。
◆ロックリバーへ(あらいぐまラスカル) 近江知永ヴァージョン
◆Z・刻を超えて (機動戦士Zガンダム) 飛蘭ヴァージョン
◆フレンズ (ダンスインザヴァンパイア) 中野愛子ヴァージョン レベッカのフレンズのカヴァーです。懐かしいぃ~~。
個人的に最高だったのは、南里侑香(http://www.spacecraft.co.jp/nanri_yuuka/)の「暁の車」を生で聴けたこと!
この曲は、先日FM-KITAQの番組「Book Radio 私の一冊」に出たときにも(http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-04)かけさせて頂いた私のおすすめNo.1アニソンです。
◆暁の車 (機動戦士ガンダムSEED)
この曲は、機動戦士ガンダムSEEDの中でも特に重要なシーン(↑)の挿入歌として使われています。オーブの指導者であるウズミ・ナラ・アスハはパナマ陥落後の地球連合軍の参戦要請に対して代表に再就任し、中立維持を宣言、マスドライバーを狙う地球連合軍と交戦する事になります。最終的にオノゴロ島は陥落し、ウズミは娘のカガリたちをクサナギに乗せて宇宙に飛び立たせた後、自身は自爆させたマスドライバー・「カグヤ」と共にその命を絶ちます。
その時のセリフが、「種は飛んだ」です。種=SEEDですから、このシーンは番組タイトルにもなっている「SEED」を象徴する名シーンなわけです。このシーンは何度見ても泣いてしまいますね~。
私の北九州市小倉地区のタウンマネージャーの仕事ももうすぐ終わりとなりますが、今まで関わってきた中活事業が「種(SEED)」となり、いつか芽が出て、花が咲き、実がなってくれれば良いなあ~と思いながら、この「暁の車」を聴かせて頂きました。
アニうたKITAKYUSHU 2010 starting over [中心市街地活性化事業]
今年も行ってきました! アニうたKITAKYUSHU!
◆アニうたKITAKYUSHU 2010 starting over
http://www.aniuta.net/2010/index.html
今年も北九州メディアドームに全国から5000人ものアニメファンが集結しました。この「アニうたKITAKYUSHU」は昨年の2009に続いて2回目になるわけですが、1回目の時にも書いたように東京以外の地方都市においてこれだけのアーティストが集結するというのは奇跡的なことだと思うのですが、その奇跡が実現したのも北九州市のアニメファンの熱い要望が市に殺到したからだと思います。(ちなみに、当ブログの昨年のレポート
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2009-02-21の閲覧数は今日時点で954と他記事に比べて圧倒的にアクセスが多いです。私のブログも開催実現・集客に多少は貢献できたかな? )
駐車場に停まっている車のナンバープレートを見ても、山口、熊本、大分、長崎、姫路、島根……など遠隔地ばっかりですし、影山ヒロノブがMCの時に会場に聞いた反応では函館、石川、栃木、群馬などとんでもなく遠いところから来たお客さんもいて、まさに全国からアニメファンが北九州市に集結したわけです。
14:30の開演前には、正面のスクリーンで「北九州市漫画ミュージアム ラフォーレ原宿小倉跡に2012年に誕生」という告知映像が流されていました。
昨日は「魚町銀天街ショッピングモール化事業」「SUGOCA事業」「nimoca事業」の3事業が、本日は「北九州市漫画ミュージアム開設準備事業」と「ラフォーレ原宿・小倉跡リニューアル事業」の2事業が動いており、この土日の2日間は「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」掲載の中活事業がとても進展しているような気がしているのは私だけ?
さて、アニうたの中身についてですが……もう午前2時なので後日書きます。。。。
魚町銀天街ショッピングモール化事業、SUGOCA,nimoca [中心市街地活性化事業]
◆11:00~11:30 魚町ジョイントアーケード完成記念式典が行われました。
「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」には77の事業が掲載されているわけですが、「魚町銀天街ショッピングモール化事業」は「特定民間中心市街地活性化事業計画」でもあり「戦略的中心市街地中小商業等活性化支援事業費補助金」の対象ともなっている事業でもありますので、77事業の中でも特に重要な事業の一つと言えます。
◆11:30~12:00 魚町会館完成記念式典
↓あまりに人が混み合っていて、写真が撮れませんでした。。。
◆18:30~20:30 魚町ショッピングモール化事業完成記念パーティ
もちろん、「ショッピングモール化」という言葉の意味は単にアーケードや舗装等のハードだけの話ではなく、「まちづくり宣言、ロゴなどのCI」「テナントミックス」「テナントマネジメント」「魅力ある個店づくり」「株式会社タウンマネジメント魚町」「魚町ランドオーナー会」「街のルール作り」「ポイントカードなどの販促」……などなど諸々の要素の総合的な取り組みのことですので、アーケードが完成したからといって「ショッピングモール化」全てが完成したというわけでもなく、むしろこれからやらなければならないことの方が多いような気もするのですが、とりあえずは中活基本計画や特定民間事業計画や戦略補助金に記載した内容は無事遂行出来た一つの区切りということで、お祝いしましょう!
さて、本日3月13日から、JR九州の「SUGOCA」と西鉄の「nimoca」の相互乗り入れが開始されています(「はやかけん」と「Suica」も相互乗り入れということなのですが、北九州市にはあんまり関係ないかな…)。
この「SUGOCA」事業と「nimoca」事業もそれぞれ「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」掲載77事業のうちの事業ですので、下記のポスターには中活事業が3つ含まれていることにまります。
まちづくり会社等による中心商店街区域再生 [商店街]
経済産業省中心市街地活性化室では、平成21年度中心市街地商業等活性化支援業務(まちづくり会社等による中心商店街区域再生にかかる調査・研究事業)において、「まちづくり会社」に着目した全国の先進事例をもとに、取り組み内容とその成功のためのポイントを報告書として取りまとめました。
▼「中心商店街区域再生に係る調査・研究事業報告書」(22.75MB)▼
http://www.machigenki.jp/pdf/h21_houkokusyo_saisei.pdf
この中の第3章に、「事例調査11 地区の調査結果概要」のコーナーがあります。調査目的は 「まちづくり会社等が商店街区域の再生事業への専門家の派遣を要望する地区の中から、事例調査の対象地区を決める。事例調査では、選定された地区(まちづくり会社等)に対する専門家による助言等の支援により再生事業の円滑な推進を図る。」 というものです。
小倉地区からも、「北九州まちづくり応援団株式会社」と「株式会社まちづくり魚町(仮称)」の2社が選ばれまして昨年9月から今年の2月にかけてそれぞれ専門家を招いて3回の会議を重ねてきました。
その調査概要について、それぞれ
北九州まちづくり応援団株式会社 ⇒ 235ページ~
株式会社まちづくり魚町(仮称) ⇒ 238ページ~
に掲載されています。