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基本計画の見直し [タウンマネジメント概論]

ずっとブログの更新が止まっていましたが、たまには更新しないと。。。。

さて、6月29日に内閣府が公表した「中心市街地の活性化に向けて ~ 55の基本計画の状況報告 ~」ですが、

◆中心市街地の活性化に向けて ~ 55の基本計画の状況報告 ~
(中心市街地活性化基本計画の平成21年度フォローアップに関する報告)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/chukatu/followup/2009followup.pdf

4ページ目には、下記のように書かれています。 



基本計画の認定を受けた市町村は、今後とも状況の把握やフォローアップを行い、基本計画に記載された事項と中心市街地の現状や取組の実施状況等から判断し、必要と認められる場合には、速やかに 基本計画の見直し を行うことが重要である。


「基本計画の見直し」について言及されています。ここまで言及するということは、中活の取り組み結果が現時点において芳しくないということなのでしょうけど、その内訳としては、 「施設入込数」 「公共交通機関の利用」 「居住人口」については概ね予定通りに進捗しているものの、 「小売販売額」 「空き店舗」 「通行量」などの指標が厳しい状況にあるとのことですね。

つまり 改正まちづくり三法の5本柱「市街地整備」「居住」「都市福利厚生」「交通」「商業」のうち、 「商業」 が苦戦しているというわけですね。

振り返ってみると旧まちづくり三法から改正まちづくり三法へと移行する際の基本的なロジックは、旧まちづくり三法(TMO)時代は「商業」に偏った施策だったために失敗したことを鑑み、改正まちづくり三法では 「市街地整備」 「居住」 「都市福利厚生」 「交通」 「商業」 の5本柱に総合的に取り組む、というものでした。
実質的には、「市街地整備」 「居住」 「都市福利厚生」 「交通」 施策によって「居住人口」や「通行量」が増加すれば、自然に 「商業」 も活性化することを期待していたかと思います。

しかし、上記の報告書の結果を見ると、この改正まちづくり三法のロジックに無理があったということでしょうか。
やはり「商業」を活性化するためには、「市街地整備」「居住」「都市福利厚生」「交通」などの事業による「風が吹けば桶屋が儲かる効果」を待つのではなく、「商業」そのものの活性化に取り組むしかないということなんでしょうね。


◆株式会社プロットアンドシステムズ
http://www.prodandsystems.com/


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平成21年度フォローアップ [法律・制度]

◆中心市街地の活性化に向けて ~ 55の基本計画の状況報告 ~
(中心市街地活性化基本計画の平成21年度フォローアップに関する報告)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/chukatu/followup/2009followup.pdf

◆中心市街地活性化基本計画の実施状況に関する市町村からの報告について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/chukatu/followup/100629followup.html


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平成22年度「市町村の中心市街地活性化の取組に対する診断・助言事業」に係る実施対象市町村の公募について [法律・制度]

公募情報です。

◆平成22年度「市町村の中心市街地活性化の取組に対する診断・助言事業」に係る実施対象市町村の公募について
http://www.meti.go.jp/information/data/c100426aj.html


【引用】

経済産業省中心市街地活性化室では、平成18年に施行された改正中心市街地
活性化法に基づき中心市街地活性化に取り組む市町村が、地域特性を活かした
中心市街地活性化を推進することを目的として、地域ビジョンの作成や多様な
事業者による事業の推進体制の在り方等について、地域の実態を踏まえた幅広
い視点から診断・助言を行い、市町村自らが中心市街地活性化を具体的に推進
していく一助となるための事業を実施します。
つきましては、平成22年度に本事業の実施を希望する市町村を募集しますので、
公募要領をご覧のうえお申し込みください。


……だそうです。

 


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商店街活性化の核となるキラリ輝く繁盛店づくり・必ず実現出来る方向と方法 [商店街]

有限会社クオールエイド主催の「商店街活性化セミナー」を聴講してきました。

◆商店街活性化セミナーのご案内
http://www.quolaid.com/4-24semina.html

◆有限会社クオールエイド
http://www.quolaid.com/



1.目 的:隘路に陥っている既成路線から脱却、“商店街活性化=本当に繁盛する個店が

       軒を連ねる商店街の再生という、誰が・どこから見てもまっとうな取り組みを
 
       実現するための「方向と方法」を分かりやすく提案し、各商店街の取り組みの
 
      「起死回生」への資とする。

2.主 催:有限会社クオールエイド

  協 力:商店街活性化支援専門家協議会

3.開催要領

 (1)名 称:商店街活性化の核となるキラリ輝く繁盛店づくり・必ず実現出来る方向と方法」

 (2)日 時:平成22年4月24日(土)午後1時~5時

 (3)場 所:福岡市電気ビル



上記の「目的」欄に書かれてあるように、商店街が活性化するというのはどういうことかと言うと 『本当に繁盛する個店が軒を連ねること』 だと私も思うのですが、この至極まっとう当たり前のことが当たり前になっていないところが日本の商店街活性化および中心市街地活性化施策の難しいところであります。

ただ、この真っ当な方向を目指す商店街活性化の取り組みの事例が全国でちらほらと出始めており、商店街活性化支援センター(http://www.syoutengai-shien.com/)のような公的機関もそのような方向への取り組みに対する支援に舵をきりはじめているようなので、まだ希望があると言えるでしょうかね。


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祝! 株式会社タウンマネジメント魚町設立 [商店街]

「株式会社タウンマネジメント魚町」の設立登記が完了したようですね。

◆株式会社タウンマネジメント魚町設立登記完了 (司法書士カケハシの業務日誌)
http://blogs.yahoo.co.jp/kakehashi0333/59406884.html

良かったですね。[わーい(嬉しい顔)]



ところで、経済産業省中心市街地活性化推進室が、平成22年度「まちづくり会社支援事業」に係る実施対象まちづくり会社等の公募を始めています。

◆平成22年度「まちづくり会社支援事業」に係る実施対象まちづくり会社等の公募について
http://www.meti.go.jp/information/data/c100406aj.html

似たような事業名なので混同しがちなのですが、昨年度 「(仮称)株式会社まちづくり魚町」 (結局、株式会社タウンマネジメント魚町という名称になったわけですが) が活用した 「平成21年度 まちづくり会社等による中心商店街区域再生にかかる調査・研究事業」とはまた別の事業です。

こちらの「まちづくり会社支援事業」の方はどちらかというと「不動産の所有と利用の分離」手法を念頭においた支援事業です。ちなみに昨年度、北九州まちづくり応援団㈱が黒崎地区において活用しました。

◆まちづくり会社支援事業 報告書
http://www.machigenki.jp/pdf/h21_houkokusyo_machigaisha.pdf

「株式会社タウンマネジメント魚町」が実際にこの支援事業を活用するかどうかはともかくとして、「株式会社タウンマネジメント魚町」が設立されたことによって今後、商店街振興組合の組織形態だけでは活用することの出来なかった「まちづくり会社」向けの国の支援メニューを活用することが出来るようになったことになります。

 


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【総括】 脱・属人性 [タウンマネジメント概論]

私が愛読しているブログ「商店街再生を考える」において、私のブログ記事を引用して頂いています。

◆1008.商店街組織の新展開(13)
http://wave.ap.teacup.com/applet/takao/991/trackback

引用して頂いている箇所を、引用させて頂きます。(なんか、ややこしいですね [わーい(嬉しい顔)]) 


 【ここから引用】

 今回は商店街組織の財政基盤の強化を”意外な方法”実現した事例をご紹介したいと思います。下記がその事例を見る前の「視点」を定めてくれます。

    http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-08-25

・・・・主要な部分を下記に引用しておきます

  たまたま「まちづくり馬鹿」や「カリスマタウンマネージャー」がいる間は事業が進んだけれども、それらの人がいなくなった途端に事業が進まなくなったというのでは、困るわけです。「中心市街地活性化」の取り組みと言うのは、5年、10年、20年……という長期に渡って継続して行わなければならないものですからね。人がいようがいまいが、ある程度安定的にマネジメント出来るような「仕組み」を構築しておく必要があります。

・・・・・・・・・・


 つまり「商店街リーダーの属人性」に依存しない「街づくりの仕組み」、その基盤が「財政」ですから、それをいかに安定化するかが「脱属人性」を支えるに違いありません。

                                         【ここまで引用】


この前置きに続いて、「熊本城東マネジメント株式会社(kjmc)」の事例の紹介と考察が行われています。

上記の引用して頂いている記事を書いたのが2008年8月25日ですので、それから約1年半経ちました。そして、実際にタウンマネージャー職を退任するにあたって、状況を客観的に振り返ってみると………まあ、私がいなくなることによって決定的に何かの事業が進まなくなるというような事態はなさそうなので、そういう意味では合格かなと勝手に思っております。 

恐らく世間一般的には「いなくなったら困る」というような人が良いタウンマネージャーだと思うのですが、私の考え方は180度違っていて 「いなくなってもマネジメントが回るような体制を作る」のが理想的なマネージャー像だと思っておりますので。 

一応は、「株式会社タウンマネジメント魚町」や「(仮称)魚町ランドオーナー会」などのマネジメントの仕組みが発足しそうなところまでは来ました。これらが設立されて軌道に乗るまでの少なくともあと一年くらいはお手伝いしたかったんですが。。。。。

 


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平成22年度 「戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金」 の採択事業の決定について [中心市街地活性化事業]

経済産業省のホームページにおいて、平成22年度 「戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金」 の採択事業の決定について公表されています。

◆平成22年度「戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金」の採択事業の決定について
http://www.meti.go.jp/press/20100331003/20100331003.pdf

北九州市からは、下記の通り、小倉地区が2件、黒崎地区が1件、計3件ということになります。 

 戦略.jpg

戦略2.jpg


全国で23件の採択のうちの3件を北九州市が占めているということになります。

特に「魚町三丁目ビルプロジェクト」に関しましては、中小企業基盤整備機構の「中心市街地商業活性化診断・サポート事業(C型)」(http://www.smrj.go.jp/keiei/machizukuri/034497.html)を活用して、㈲リアルエステートサービス・魚町商店街振興組合・北九州商工会議所・北九州まちづくり応援団㈱・中小企業基盤整備機構・専門家・北九州市・小倉地区中心市街地活性化協議会・他が参加する会議を6回開催させて頂きました。関係者の皆様、どうもお疲れさまでした&ありがとうございました m(_ _)m

恐らく、このプロジェクトについては、これからが一番大変な時期を迎えることになるかと思われるのですが、その重要な時期を前にして私もいなくなってしまうので、いかんともしがたいところです。[ふらふら]

 


さて、一昨日の日記に書きましたように(http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-29-1)、私のタウンマネージャーとしての出勤は一昨日で終了、北九州商工会議所との業務委託契約も本日付けで終了ということになるのですが、このブログ「タウンマネジメント日記」を今後どうするかについてはまだ考え中です。

上記のような戦略補助金の結果発表や、あと、中心市街地活性化基本計画数値目標の平成21年度分のフォローアップ結果の公表なども今後あるでしょうから、それくらいまでは一応継続しようかなとは思っていますが。。。。

※一昨日は、商店街の人達はずっと会議だったみたいでお店にいなかったので、ほとんど挨拶が出来ないままでした。ブログ上ではありますが、約5年間どうもお世話になりました。 m(_ _)m


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お知らせ [タウンマネージャー]

本日をもちまして、私の北九州市小倉地区タウンマネージャーとしての業務は終了します。

タウンマネージャーの名刺に入っていたメールアドレスは、これ以降見ることが出来なくなります。何か個別の連絡等(飲み会の話とか)がありましたら、下記のメールアドレス宛にお願いします。

名称未設定-1.gif

私の福岡市大名にある商業コンサルティング会社の事務所のPCメールアドレスです。 

 

 


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春の催し [イベント]

昨日3月28日(日)は、桜の季節ということもあり、また年度末ということもあり、小倉都心においても様々な催しが行われました。

◆第2回小倉BQ食KING
http://www.kokura-bq.com/index.html

↓「紫江'sⅡ」から撮った写真なので、ちょっと分かりにくいですね。。。。
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コロプラユーザー(http://colopl.jp/s/explainJoin.do?fid=gQlLjX5Wvi-QPYDTJZTJTYKHZ3adIvf&guid=ON)の私としては、「姫路コロコロ焼きそば」というネーミングが妙に気になりました [わーい(嬉しい顔)]



私自身は朝から「とほほん市」会場の方で会場設営とか、ほうじ茶(T茶屋謹製)の振る舞いとかの仕事をやってました。

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1回目、2回目、3回目……と回を重ねるごとに出店者の数も増えてきておりますし、京町銀天街を歩く人の数も増えているような気がします(正確にカウントしたわけではなく、あくまで見た感じではありますが)。 

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増えた理由としては、第1回目(2009年3月28日)は滅茶苦茶寒かったのに対して昨日は午後は暖かかったという気候的理由もあるかと思いますが、今回は色々なメディアで取り上げられていたということもあるかと思います。

↓昨日の開催中も、某TV局が取材に訪れていました。
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一昨日の日記に書いた「CITY BIKE」の市役所拠点の様子です。

◆電動自転車 エコに移動 北九州市 116台貸し出し 国内初、27日運用開始
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-27

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電動自転車 エコに移動 北九州市 116台貸し出し 国内初、27日運用開始 [中心市街地活性化事業]

本日より「タウンモービルネットワーク北九州」の「CITY BIKE」が小倉都心部および八幡東田地区においてスタートします。

◆CITY BIKE
http://www.chocomo-club.com/citybike_lp.html

◆特定非営利活動法人タウンモービルネットワーク北九州
http://www.npo-ktmn.com/

電動自転車 エコに移動 北九州市 116台貸し出し 国内初、27日運用開始 (西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/161305


昨日、植木理事長がポスターやチラシを持ってきて頂きました。今まで「ちょこモ倶楽部」の拠点が小倉駅北口からペデストリアンデッキをかなり歩いた離れた場所にあったのですが、今回「ちょこモ倶楽部」と事務所を合わせてリーガロイヤルホテル1Fに引っ越されたとのことで駅から近くなり便利になりました。

◆事務所移転のお知らせ
http://www.npo-ktmn.com/topics/new_skin.cgi?code=14


「ちょこ乗り交通 タウンモビリティ事業」も、 「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」掲載77事業のうちの一つなのですが、どんどん進化していっていますね。[わーい(嬉しい顔)]
 
s-ちょこ乗り交通.jpg

 


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