基本計画の見直し② [タウンマネジメント概論]
昨日の記事において
「商業」そのものの活性化に取り組むしかないということなんでしょうね。
…と書きましたが、これに対しては、
旧まちづくり三法(TMO)時代に「商業」の取り組みに偏り過ぎたがために失敗したという反省に基づいてまちづくり三法を改正したというのに、その頃に戻るだけではないのか!?
という反論が来そうですね。
が、TMO時代が「商業」に偏り過ぎていたとは言っても、実際にTMO事業として行われていたのは「アーケード事業」「カード事業」「共通駐車券事業」「イベント事業」などのいわゆる「周辺事業」だったわけです。
「商業」において一番重要なのはこのような周辺ではなく、「お店の中」「売り場」(最近は「買い場」というのでしょうか)なわけです。だって、お客さんが実際にお金を落としてくれるのは「売り場」だけですからね。アーケードやイベントに対してお金を払ってくれるわけではないですから。。。。
もちろんTMO事業の中にも、拠点整備事業によって商業床を新設するとか、空き店舗対策事業を行うなど「お店」そのものに直結する事業もないわけではなかったのですがこれは中心市街地のお店全体のごく一部の話であって、大多数を占める既存店のお店の中についてはどうするんだという話はなかったわけです。
「「商業」そのものの活性化に取り組む」というのは、お店の中(売り場)の活性化に取り組むということなのですね。
ただ、これは言葉で書くのは簡単なのですが、実際にやろうとすると相当大変な話ではありますが。。。
が、旧まちづくり三法で失敗、改正まちづくり三法でも失敗ということになると、もう残されたやるべきことというのはお店の中に手を突っ込むことしかないような気はします。
◆株式会社プロットアンドシステムズ
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