他都市(別府)の事例 ~都市のブランド力と人材育成~ [中心市街地のこと]
年末は今回も実家に帰省する道すがら、国東半島や姫島や別府などに立寄ってきました。
まずは、「別府湾サービスエリア」。
◆別府湾サービスエリア
http://www.w-holdings.co.jp/sapa/index.php?institution_id=2765
あの湯布院の名宿「山荘無量塔」がプロデュースした「玄林館」「アルテジオダイニング」「不生庵」「茜舎」が立ち並んでいました。まさに、高速道路のサービスエリア(SA)が今までのような「立ち寄りスポット」ではなく、 「目的地」 と変わってきています。この別府湾SAだけでなく、他のSAも次々と改装されています。
今まで、中心市街地の競合相手というともっぱら「郊外大型ショッピングセンター(SC)」とされてきましたが、高速道路のサービスエリア(SA)が競合相手として無視出来なくなってきているのかもしれませんね。
実際、私も、実家への帰省土産を、大分市の中心市街地にあるトキハ百貨店で買おうか、別府湾サービスエリアで買おうか一応考えましたが、やっぱり別府湾SAを選びました。もちろん新しく出来た施設を視察したかったということもありますが、「山荘無量塔」というブランド力と、「スマートインターチェンジ」の実証実験中なので直接SAに車で入場することが出来るというアクセスの便利さも魅力となりました。
さすがに、12月31日にトキハ百貨店に車で行くのは渋滞と駐車場のことを考えると気が重いですもんね。。。
ミシュランの三ツ星をとった温泉「ひょうたん温泉」にも行ってみましたが………特にコメントなし。。。
◆別府ひょうたん温泉
http://www.hyotan-onsen.com/
ちなみに、別府市の中心市街地においては1月15日~18日の4日間、別府市元気再生協議会の企画「こうさてん」というイベントが行われるようです。
◆こうさてん
http://www.beppuwalker.com/
「人材育成」を主目的としたイベントのようですね。「まちづくり」には、なんと言っても「人材育成」が大事ですからね。
別府においては、「別府市中心市街地活性化協議会」自らが事業を行っている点も特筆されます。
◆活性化協議会のリノベーション事業 (別府市中心市街地活性化協議会)
http://www.beppu-kasseika.jp/?eid=926216
同じ「空き店舗」を活用するにしても、一般的に商工会議所が行う事業の場合「空き店舗対策事業」などというダサい名称が使われがちなのですが、この別府の「platform(プラットホーム)」というのはセンスを感じさせてくれますね。やはり、都市全体として「都市のブランド化」を図ろうという戦略が明解だと、一つ一つの事業も自然とブラッシュアップされてくるのでしょうね。
別府市の場合は、中心市街地活性化協議会の設置者のうち、Aグループが「NPO法人別府八湯トラスト」で、Bグループが「別府商工会議所」となっており、第3セクターまちづくり株式会社がないこともあって 「別府市中心市街地活性化協議会」が自ら事業実施主体となっているのでしょうかねえ。。。
※参考
◆別府市中心市街地活性化基本計画
http://www.city.beppu.oita.jp/03gyosei/syoukou/downtown-plan/index.html
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