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年頭所感 ~2009年に行うべきこと~ [タウンマネージャー]

10:30~ タウンマネジメント研究所の水田所長との打合せ。次回1月22日の幹事会で「中心市街地活性化基本計画の進捗管理」について話して頂く予定なのですが、その事前打合せです。

「計画」というものは、ただ計画書のペーパーを策定(Planning)して終わりというものではなく、その後、きちんと計画を「実施(Do)」し、実施の成果を「評価(Check)」し、評価に基づいて「改善(Action)」しなけれが意味がありません。いわゆる「PDCAサイクル」というやつですね。

s-PDCAサイクル.jpg


はっきり言って、「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」の管理に関しては、PDCAサイクルのうちの「Plan(計画)」の段階もまだ満足にクリア出来ていないと言って良いかと思います。

もちろん、国のフォーマットに沿って策定され、昨年7月に国の認定を受けた「基本計画」のペーパーは存在しているのですが、

北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=22420

「計画」というのは、関係者すべてが中身について熟知・理解してはじめて「計画策定完了」と言えるわけでして、今回の中活基本計画に関してはまだその段階に至っていないと言うのが現状かと思います。

特に、「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」の中で最も重要なのは、 69ページ~101ページに書かれてある、 「77の中活事業」と「数値目標」との関係性の部分です。これの意味について、少なくとも「事業実施主体」や「中心市街地活性化協議会」のメンバーはしっかりと理解しておく必要があります。まずは、この約30ページを皆で読み合わせて確認・理解する作業が必要です。もちろん30ページ分を文字と計算式で読み合わせるのは大変ですので、分かり易いようにグラフ等で「見える化」してあげる必要はあるでしょう。

◆「数値目標」の途中年度の目標値の推測 (2008年12月8日の日記)http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-12-08

これらについては、昨年の6月から半年間ず~~~っと言い続けていることなのですが(参照⇒ 『プロジェクトマネジメントをどうするの』http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/archive/20080612未だに実現していません。

なので、今回の幹事会では、第三者からも「中心市街地活性化基本計画の進捗管理(マネジメント)」の重要性について語って頂こうというわけです。




本来であれば、下記の図に示したように、「①「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」のマネジメント」体制はとっくの昔に整っていて、昨年後半から顕在化してきた「②経済環境の激変!」という世界規模の環境変化を踏まえて、どのように「③「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」の見直し」を行うかという作業に着手していてしかるべきだと思います。

s-基本計画の見直し.jpg


①「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」のマネジメント」という初歩的な段階でつまずいているような余裕のある状況ではないと思うのですが、いかがでしょうか。

もちろん、今回の「②経済環境の激変!」について、100年に一度たまたま起った事故みたいなもので、半年間くらい我慢してやり過ごせばまた昔のような右肩上がりの経済環境が戻ってくる……みたいな楽観的な認識を持っている方々には「計画の見直し」と言われても何のことか分からないでしょうが。。。

年の初めから厳しい論調になってしまいましたが、 「2009年」と言うのはそのような重要なターニングポイントとなる年なので、仕方ないですね。


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