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地域主権で始まる本当の都市計画・まちづくり [法律・制度]

蓑原先生の地域主権で始まる本当の都市計画・まちづくり」 という本が出ています。
この本の主張することについて、私も強く同意するところであります。

 

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地域主権で始まる本当の都市計画・まちづくり

  • 作者: 蓑原 敬
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2009/12/02
  • メディア: 単行本


    機運は熟した! いま変えずに、いつ変えるのか? 

    都市計画法・建築基準法(集団規定)・国土利用計画法による「まちづくり」は限界にきている。このままでは20年後に、街は住めなくなり、里は壊れ、文化は消える。
    こんな法制度では地域主権も持続可能性もありえない。成熟社会に向けた根本的な変革のため、三法を都市田園計画法と街並み計画法に再編成する「具体的提案」。


  • 北九州市はもちろんのこと全国の多くの都市が「(改正)まちづくり三法」に則って中心市街地活性化に取り組んでいます。
    「まちづくり三法」とは、言わずと知れた「中心市街地活性化法」「都市計画法」「大店立地法」という3つの法律の総称なのですが、この内、現場として主に関係が深いのは「中心市街地活性化法」です。つまり「中心市街地活性化基本計画」を策定し、「中心市街地活性化協議会」を組織し、基本計画の認定が活用の前提となっている「戦略補助金」や「暮らし・にぎわい再生事業」などの支援メニューを上手く活用することですね。もちろんこれらの中心市街地活性化法のスキーム活用や、商店街や市民の地道な取り組みは大事なのですが、これらの「まちづくり」活動だけで中心市街地衰退の問題を抜本的に解決することが出来るのかどうか。従来の取組みだけによる「まちづくり」は限界にきているのではないか、というのは私も実感しているところであります。

  • 2年前の「まちづくり三法」の改正においては、もちろん「中心市街地活性化法」も改正されたのですが、「都市計画法」も大きく改正されました。この「都市計画法」の改正については、土地利用について大きく規制をかけたことや、都市計画を国や地方自治体から更に市民に近付けようとしたなどの点においては私も評価はしています。
    が、このような次元の手直しでは、もう中心市街地の衰退を止めるのには不十分なのではないか。1968年の都市計画法成立にまで遡るくらいの次元での抜本的な改正が必要ではないかというのが、私も常々感じているところであり、上記の書籍の主張しているところでもあります。


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