タウンマネジメントと囲碁 [タウンマネジメント概論]
カケハシさんのブログに「着眼大局、着手小局」という言葉が出てきていたので、ついでに私も書きますが、 「タウンマネジメント」 と 「エリアマネジメント」 、そして 「個別事業」 の関係は「囲碁」に例えると分かりやすいのではないかと思います。
◆着眼大局、着手小局
http://blogs.yahoo.co.jp/kakehashi0333/56100426.html
囲碁の盤面はこんな(↓)感じです。
一方、 「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」に定められた対象区域は下記の約380haとなっています。この中心市街地約380haを、囲碁の盤面(19路×19路)に見立ててみます。
この約380haの中に、幾つかの「ゾーン」があり、その中にまた「魚町エリア」「京町エリア」などの「エリア」が幾つかあり、それぞれの「エリア」の中にいくつかの「組織・団体」や「事業」があるわけです。
囲碁の場合、将棋に比べても盤が広いだけに「大局観」というものが重要とされています。中心市街地活性化においても「タウンマネジメント」の観点が重要であると、平成10年の中心市街地活性化法施行以来言われています。
もちろん「タウンマネジメント」という大局観も大事なのですが、同時に「着手小局」 、すなわち「エリアマネジメント」や「個別事業の遂行」ということも重要です。
囲碁の場合も、まずは「スミ」の攻防から始まりますよね。これは「エリアマネジメント」みたいなものですね。このスミの攻防が弱いと、いくら大局観だけ強くても勝負には勝てません。
そして、囲碁の場合、最後の「ヨセ」も重要ですね。これは中心市街地活性化も同じで、いくら「タウンマネジメント」とか「エリアマネジメント」とか言ったって、「個別事業」に失敗してしまえば、最期の最期で大逆転負け!という結果になりかねません。
なので、「中心市街地活性化協議会」も個々の事業に対しての支援を積極的に行うべきだと思うわけです。
◆「中心市街地活性化協議会」は個々の事業に対してどこまで関与するべきか
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-12-06
結局、囲碁の世界も、中心市街地活性化の世界も、 「着眼大局、着手小局」 が大事だということです。
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