創造都市について (その3) [中心市街地のこと]
「創造都市」についての続きです。
「『創造都市(Creative City)』なんて言われても抽象的過ぎて分からない!」 とか 「それが、中心市街地問題や、商店街の現場にどう役に立つんだ!」 と思う方も多いかと思われますが、そういう方にお奨めの本があります。
◆創造都市について (その2)
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-02-28
「『創造都市(Creative City)』なんて言われても抽象的過ぎて分からない!」 とか 「それが、中心市街地問題や、商店街の現場にどう役に立つんだ!」 と思う方も多いかと思われますが、そういう方にお奨めの本があります。
- 作者: 宗田 好史
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
中心市街地はなぜ衰退したのか。
都心が硬直し、消費者の変化に敏感な新しい起業者の参入を許さなかったからではないか。
本書はまず市民の変化を消費、家族、労働の面から捉え、次に都心再生への端緒を掴んだ京都を事例に、街がどう呼応したかを見た。
商店街救済や再開発ではなく、市民の創造性を活かす都心への大転換を提言。
◆中心市街地の創造力 目次
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5285muneta/mokuji.htm
チャールズ=ランドリーやリチャード=フロリダらの「創造都市」論を単に抽象的な議論にとどめず、それを上手く「中心市街地」や「商店街」の問題点や活性化のヒントに繋げています。さらに、それが「京都市」の具体的な実例によって裏付けられているのでとても分かりやすい本です。
副題に 「暮らしの変化をとらえた再生への道」 とありますように、中心市街地や商店街が衰退した理由の一つは「市民の暮らしの変化をとらえることが出来なかったから」であり、再生のためには「市民の変化を消費、家族、労働の面から捉え、対応することが必要」だというのが主旨です。
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