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タウンマネジメントのススメ [タウンマネジメント概論]

中心市街地活性化協議会支援センターのホームページに、 「中心市街地活性化協議会情報交流会」 および「中心市街地活性化促進シンポジウム ~タウンマネジメントのススメ~」シンポジウムの案内チラシが掲載されています。

◆中心市街地活性化協議会情報交流会
http://machi.smrj.go.jp/active/event/event090126.pdf

中心市街地活性化協議会支援センター
http://machi.smrj.go.jp/

チラシの中から一部引用してきます。


現在、独立行政法人中小企業基盤整備機構並びに中心市街地活性化協議会支援センターでは、中心市街地活性化協議会支援事業の一環として、タウンマネジメントに関する普及促進事業を実施しています。これは、広くタウンマネジメントのあり方等について普及啓発することで、各地の協議会の円滑な事業推進や発展に寄与することを目的とするものです。



このように、全国各地で中心市街地の活性化に向けた取り組みが本格化していく中で、中心市街地活性化協議会に対する期待や役割がより一層大きくなってきています。




要するに、中心市街地活性化においては、中心市街地活性化協議会がタウンマネジメントの役割を果たすことが強く期待されているというわけですね。

12月6日の日記に書きましたように、北九州市小倉地区中心市街地活性化協議会においては、協議会がどこまでの役割を果たすべきかの完全な合意が得られているとはまだ言い難い状況にあるかと思います。上記のような、国が求めている方向性を踏まえた上での議論が必要かと思います。

◆「中心市街地活性化協議会」は個々の事業に対してどこまで関与するべきか (2008年12月6日の日記)
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-12-06


ただ、上記のチラシを見ると、返す刀で国に対しても苦言を呈したくなるのですが、そこまでタウンマネジメントが重要だと思うのなら、なぜ2年前の「まちづくり三法」改正の際に旧TMOを白紙化したのでしょうかね。TMOとは、 Town Management Organization の略で、日本語でタウンマネジメント機関です。北九州市の場合は、北九州商工会議所がTMOとして認定されていました。

タウンマネジメントをきちんと行うには、マネジメントを行う主体となるTMOのような存在が不可欠です。

一方、中心市街地活性化協議会というものは、法律やマニュアルをいくら読んでみても、様々な立場の人が集まって会議を行う「合意形成の場」として制度設計されているのは明らかであり、タウンマネジメントの主体にはなり難いですよね。
以前、書きましたように(↓)、協議会は任意団体であるため、戦略補助金を受ける主体にさえなれないわけです。

◆戦略的中心市街地中小商業等活性化支援事業費補助金 (中心市街地活性化協議会事務局支援事業) の公募結果 
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/2008-06-21


全国で、中心市街地活性化協議会の活動があまり上手くいっていないという話を良く聞きますが、そもそもの国の制度設計にも問題があったように思います。


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