第3セクターと地域力再生 [タウンマネジメント概論]
昨日の日記『大塚家具AIM撤退 (涙)』でも引用した西日本新聞より再度引用です。
AIMを運営する第3セクター北九州輸入促進センター(キプロ)には同日午前、大塚家具幹部から撤退の電話が入った。同社はAIM開業2年目の1999年6月に開業し、来年6月までの賃貸借契約。今春から契約更新を交渉してきたキプロの担当者は「残念としか言いようがない」。
AIMは市や県、民間が194億円を投じて整備。大塚家具や市の子育てふれあい交流プラザなどが営業している(入居率97%)。キプロは2005年度から単年度黒字を計上しているが、累積赤字は20億円(08年3月期)に上る。核テナント撤退は経営面で大きな打撃だ。
市幹部は「キャッシュフローで1年半は経営を維持できる。それまでに後継テナントを探すしかない」と指摘。「撤退を早く伝えてくれて良かった。時間はある」と自らに言い聞かせるように語った。
AIMを運営する「北九州輸入促進センター(キプロ)」は第3セクターなのですね。。。
◆北九州輸入促進センター(キプロ)
http://www.aim-kipro.co.jp/kipro/index.html
市幹部コメントでは「キャッシュフローで1年半は経営を維持できる。」とありますが、逆に言うと、テナントが誘致できなければ1年半しか持たないということなのでしょうか。
私はキプロの内情については全く知らないのでそれ自体についてはなんともコメントしようがないのですが、小倉都心の中心市街地活性化においても同じ第3セクターである「北九州まちづくり応援団株式会社」を今後どのように活用するかが焦点となっていますので、第3セクターとはどうあるべきかという視点で考えてみたいと思います。
◆これまでの「北九州まちづくり応援団株式会社」に関する記事一覧
http://kitakyushu.blog.so-net.ne.jp/archive/c146508-1
何度も書いていますように、「北九州まちづくり応援団株式会社」は昨年12月に第3セクター化されたまちづくり会社であり、「①都市機能の増進を推進する者」としての役割を果たすことが求められています。
◆中心市街地活性化協議会とは
http://machi.smrj.go.jp/about/index.html
「第3セクター」を考えるにあたって興味深いフォーラムが今年の8月に開催されております。
◆第37回 ESRI-経済政策フォーラム議事次第 「地域経済の活性化と事業再生」http://www.esri.go.jp/jp/forum1/080814/gijishidai37.html
この中のパネルディスカッションのパネリストの一人である福岡市の馬場さんは私の友人なのですが、プレゼン資料の13~14ページあたりに、どこかの誰かが入れ知恵したような内容が入っていますね~
◆第三セクターと地方自治体
http://www.esri.go.jp/jp/forum1/080814/baba.pdf
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