目標は低くもて [タウンマネジメント概論]
私が愛読しているメールマガジンの一つに「一歩のヒント ★東北ジャイロレター」というのがあるのですが、先日の11/10号を読んで「まったくその通りっ!」と感じましたのでご紹介します。
◆一歩のヒント ★東北ジャイロレター189便★ 目標は低くもて
http://archive.mag2.com/0000152916/20081110093000000.html
「目標は低くもて」と聞くと、「えっ、目標は高くもて」の間違いじゃないの?と大方の人は思われるでしょうね。
でも、メールマガジンにも書かれてあるように、身の丈にあっていない無理な目標を掲げても逆に疲弊して落ち込むばかりです。それよりは、まずは現実的に達成が可能な目標を掲げてそれに向かって着実に一歩一歩進む方が良いのです。その最初の一歩はやはり「清掃」と「挨拶」だと思います。
私が最近講演で使っているチャート図(↓)にも、 『「挨拶」「清掃」など、出来ることからこつこつと』 と書いています。
一方、 「北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)」には、国の「基本方針」に基づき下記のように5年間で達成するべき4つの数値目標が掲げられています。
私も7月9日の認定以来、地元関係者向けにこの「基本計画」の説明を何度か行ってきましたが、はっきり言って、 「ええっ~~、こんな目標、達成は無理ですよぉ~」 という反応が圧倒的に多いです。
このようにあまりにも高すぎる目標を掲げてしまうと、逆に活性化活動の当事者達のやる気を削いでしまう事にもなりかねないので注意が必要ですね (…とか書くと、基本計画を策定した北九州市と、それを認定した内閣総理大臣に怒られそうですが…)
少なくとも、この基本計画を策定した北九州市におかれましては、 「なぜこの高い数値目標が達成可能と考えるのか」 とか、 「いきなり5年後の数値目標だけでなく、1年目、2年目、3年目、4年目の節目節目に達成するべき途中の数値目標」 などについても、きちんと関係者に説明して頂きたいところです。
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