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医療施設と中心市街地 ~個人的体験から考える~ [中心市街地のこと]

7月31日(火)の夜21:30くらい自宅でパソコンに向かっていたところ、急に左腹部に激痛が走りましたっ!!! 
立っても座っても横になっても痛みは治まらず、まさに七転八倒の痛さでした(翌日の病院検査で尿管結石だろうと言うことになったわけですが、この時点では当然まだ原因不明)。
救急車を呼ぼうかとも考えたのですがなるべくなら税金は使わない方がいいし取り合えず歩けないこともなかったので、脂汗を流しながらインターネットで福岡市急患診療センターを探し当てタクシーで駆け込みました。

◆福岡市急患診療センター
http://www.city.fukuoka.med.or.jp/kyukan/

3時間点滴を打ってもらっても全く痛みはおさまらず、更に強力な痛み止めの注射を打ってもらってなんとか家に帰って寝ることが出来ました。が、翌朝7時に起きてみると、またまた激痛が…。9時までの2時間のた打ち回ってなんとか時間をやり過ごし、大名にあるかかりつけの内科医院へ。そこでまた点滴を打ってもらって痛みが治まりかけたと思ったらまた突然激痛が襲ってきて、手に負えないということで薬院にあるもっと大きな病院にタクシーで移動…。エコー検査やら、レントゲン検査やら、大腸検査や、MRI検査やらの結果、尿管結石だろうと言うことになりました(最終的に結石が出てきたのを見ていないので、100%断定は出来ないのですが…)。


さて、今回の体験中、中心市街地医療施設問題のことを考えてみたのですが…。(なにもこんな切迫した状況の時まで中心市街地問題を考えなくてもいいような気もするのですが……)
改正まちづくり三法においては、従来の「商業」だけではなくて、「医療」や「福祉」などの「都市福利施設」も合わせて考えなければなりませんからね。そして、改正まちづくり三法のコンセプトの一つは「中心市街地に都市機能をコンパクトに集約化する」ということです。

まず思ったのは、やはり大都市の中心市街地は、医療施設が整っていていざと言うときに便利だなということ。私が住んでいるのは、福岡市中央区舞鶴という福岡市のど真ん中なのですが、恐らく車で15分圏内に相当の数の医療施設が集中していると思います。今回まず最初に行った「福岡市急患診療センター」が百道という近いところにあるので取り合えず夜間の緊急時でもなんとかなります。また、かかりつけに適した小さい病院は無数にありますし、MRI検査まで行える総合大病院も近所に何軒かあります。
これが、最近「医療格差」や「医療崩壊」現象がよく指摘される地方都市だと夜間緊急医療や総合病院やお産は隣の市まで車に乗っていかないといけないというところもあるように聞きますし、郊外居住者の場合もここまで医療施設が高密度に集中しているところは少ないと思います。


一方で、街なかにあまりにも都市機能が集中していることの弊害も感じました。
最初に痛みが生じた7月31日(火)夜21:30というと、福岡Yahoo!Japanドームで「福岡ソフトバンクホークス × オリックス」の試合が終わった直後でありまして、ドーム周辺は帰りの車で大渋滞です。ドームは、私の自宅の舞鶴と、百道の「福岡市急患診療センター」との間にありますので、途中タクシーが進まなくて大変でした。こちらは、タクシーの中でほとんど激痛で死にかけているというのに…
ヤフードームと急患診療センターとをこんな近くにレイアウトして良いものだろうかと思いますよね。

まあそれでも野球の試合だったから不幸中の幸いと言えなくもなくて、これがもし翌日8月1日(水)だったら舞鶴と百道の中間地点にある大濠公園で「西日本大濠花火大会」が開催されていましたので、タクシーどころか救急車でもどうなっていたかわからなかったでしょうね。

医療施設と、他の「集客施設」や「イベント」とは機能的に相容れない部分もありますから、慎重に検討することが重要ですね。

 


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