「改正道路交通法」でどうなる？

間もなく６月１日より「改正道路交通法」が施行されます。

■福岡県警察「違法駐車の取締りが変わります」
http://www.police.pref.fukuoka.jp/index.php?type=article&mode=articleView&articleid=1789&categoryid=2

短時間の駐車違反も取締りの対象となったり、放置車両に関する使用者の責任が拡充されるなど厳しい内容のものとなっています。

一般的に中心市街地の弱点として「駐車場が少ない」ということはどこの都市においても言われることです。ただでさえ駐車場が少ない上に、ちょっとした違法駐車でも取り締まられるとなると、ますます中心市街地に車で出かけようという人が減ってしまうかもしれませんね。（もちろん、違法駐車が減って街の魅力がアップして公共交通機関での来街者が増える、という考え方もあるでしょうが…）

小倉都心地区の駐車場の場合、ざっと調べた限りではコインパーキング等も含めると約10000台の収容能力があると思われます。これは決して少なくはない規模だと思います。
しかし、一方では、先般実施した「小倉都心地区来街者アンケート」の結果では、「駐車場の数」について「やや不満」が20.7％、「非常に不満」が7.6％ありました。これは全体に対しての割合ですので、車で来街している人に限って言えばもっと高い比率になると思われます（また後日分析しますが）。

収容能力が10000台あっても、来街者はまだ駐車場の数が少ないと感じている。恐らくは、利用しやすい駐車場の位置や料金が偏在しているということなのでしょう。
この問題を多少なりとも解消できるのではないか、ということでＴＭＯ事業の一つである「共通駐車券事業」を実現に向けて進めているわけですが。

それにしても、これだけ違法駐車取締りが厳しくなれば、商店への配送のための店舗前での短時間駐車等も出来なくなりますから、「共同配送システム」のようなこともいずれは考えなければならないのかもしれませんね。

ところで余談ですが、改正道交法についてネット検索していたら偶然「日本ベストパーキング賞」というものを発見しました。

■財団法人駐車場整備推進機構
http://www.parking.or.jp/

■日本ベストパーキング賞
http://www.parking.or.jp/org/1jbp_kekka.htm

これによると、小倉都心地区にある駐車場が賞をとっているんですね。
第１回で、堺町の「パークサイドビル」が特別賞を、

■第１回　日本ベストパーキング賞
http://www.parking.or.jp/hyoushou/1_houkoku/kekka.PDF

第２回で、「リバーウォーク北九州パーキング」がなんと最優秀賞をＧＥＴしています。

■第２回　日本ベストパーキング賞
http://www.parking.or.jp/hyoushou/2_houkoku/2_kekka.pdf